胃がんとピロリ菌の関係…

胃がんは、昭和の時代はとても多い疾患でしたが、現在は少なくなっています。
食生活などの生活習慣の変化もその一つの理由と言われますが、最も重要なのはピロリ菌感染者が少なくなっていることでしょうか。
ピロリ菌に感染すると萎縮性胃炎という慢性胃炎が進み、これが胃がんの発生を増やすと言われています。
ピロリ菌の検査はいろいろな手法があるのですが、比較的簡単に検査ができます。でも、ピロリ菌陽性だけではなく、胃の内視鏡検査で萎縮性胃炎の有無を確認してからでないと除菌療法はできない・・という医療保険上のルールがあります。
今では早期胃がんで見つかるとお腹を開腹手術せずに内視鏡で切除するという技術も進んでいますので、怖がっていないで胃の内視鏡検査を進んで受けたいものです。
2025年06月07日 12:40