胃の内視鏡検査…あなたは鎮静希望? 検査の様子を見ていたい派?

当クリニックでの胃カメラ(胃の内視鏡検査)は経鼻内視鏡という直径5mmほどの細径内視鏡を使っています。鼻腔からも検査が可能で、当然口からでも挿入できます。昔の内視鏡検査機器は直径が10mmほどあったので、喉を通過する際の苦痛が大きかったのですが、この細さになると違和感も少なく済みます。ましてや経鼻から挿入できると、喉の挿入が直角に曲がらないためスムースな検査になります。
ですから、鎮静剤を使ってのウトウトと眠りながらの検査ではなく、目がぱっちりと見えて、検査の最中に自らの胃や食道の様子も観察できるという利点もあります。でも、胃カメラと聞いただけで緊張してしまう人も少なからずいますよね。そんな人には、鎮静剤という麻酔剤を注射しての検査にも対応しています。ただし、この場合にはあまりに鎮静が効きすぎると呼吸が抑制されたり、血圧が低下したり、誤嚥を起こすリスクもあることは承知しておいてほしいです。いずれにせよ、検査そのものは5分もかからずに終わります。胃の症状があったり、食欲がないとか胃痛や胸やけがあるなどの方は、嫌がらずに胃の内視鏡検査を受けましょう。
2025年01月24日 17:45