マイコプラズマ肺炎が増えています…「歩く肺炎」とも呼ばれたりしています…
最近の発熱外来は、様々な疾患の患者さんたちが訪れます。相変わらずコロナ陽性者も多いのですが、インフルエンザもぼちぼち発生していますし、この両者ともに陰性で、しっかりと調べてみると溶連菌感染症だったりマイコプラズマ肺炎だったり、また風疹や麻疹のような発疹を伴う発熱の方もいます。
特にテレビなどで報道されているようにマイコプラズマ関連の発熱の方も少なくない印象です。マイコプラズマ肺炎は、潜伏期間が比較的長いので、本人が感染に気付かないうちに他人に移すことがあり、「歩く肺炎」とも呼ばれたりします。頑固な咳が続くような場合にはマイコプラズマを念頭に診断する必要があるのですが…抗原検査も万能ではなく、決め手となる診断方法も迅速にはないのが現状です。症状や採血、咽頭ぬぐい液の抗原検査、胸部レントゲンなどで総合的に判断する必要があるのです。心配な方は発熱外来を受診ください。
2024年10月05日 13:02