ワクチンを考える…コロナ、インフルエンザ、肺炎、帯状疱疹などなど
10月からコロナとインフルエンザのワクチン接種が始まりました。横浜市から補助が出るので、両者ともに比較的格安で接種できるものです。特にコロナワクチンは自費だとかなりの高額(税込み16,500円ほど)になるので、65歳以上の方は3,000円で接種できるのでお勧めです。
医療は、主に診断、治療、そして予防の3つの柱があります。4年前のコロナが発生したころは、診断も治療も予防もできない状況でしたが、当クリニックが開業するころには何とか診断方法がPCR法と抗原検査法で確立しました。でも治療については混とんとして…国産の服用しやすい治療薬が使えるようになったのは最近のことです。でも、相変わらず治療薬は高額で手の届かない患者さんたちも沢山います。インフルエンザ治療薬のように手の届く価格での流通を国に求めたいところです。一方、予防は、ワクチンが普及していますが、このワクチンに対しての偏見がなぜか国民に少なくないようです。
予防医学は実はとても大切で、重症化を防ぐ、死亡を減らす、そして究極的には発病を防ぐためには、さらに良いワクチンの開発が求められます。でも、現在のワクチンも、重症化はかなり防げるというデーターがあり、治療が進んでいない現在では、是非ともワクチンによる重症化予防に取り組むことは重要です。是非とも皆さんご理解の上、ワクチン接種で健康的な生活が続けられるようにしたいものです。
2024年10月02日 10:30