10月からコロナワクチンの接種が始まりますが…
10月からコロナワクチンの接種が始まる予定です。昨年度まではこのワクチンは国の責任下で行ってきたため、無料で受けられましたが、今回は各個人の任意の希望により接種することになります。そして、公費負担がある場合でも、自費の接種代がかかります。横浜市は、公費負担がある場合には、3000円の自己負担で打てることになりますが…この公費負担を受けられる人は、かなり限られてきます。65歳以上の方、または60歳から65歳で1級相当の心臓や腎臓、呼吸器などの障害手帳がある方などに限られるようです。今までは、医療従事者や介護従事者などは優先的に接種できたのですが、今回からはそのような制度もなく、乳児や小児、そして60歳未満の方は全員がすべて自費での接種(公費負担は受けられない)になります。この自費の価格がまだ決まらないのが現状です。なぜなら、各ワクチンがいつ、いくらで医療機関に納入されるのかが決まっていないからですが…概ね噂では全額自費の場合1万5千円程度になる見込みと言われています。ワクチンの種類も国産のワクチンが生産できるようになり、おそらくファイザーやモデルナなどの今までのようなワクチンに加え、第一三共や武田などの製薬会社のワクチンも使用できることになるのですが…これらがおのおの保存方法や摂取量などが異なるため、各医療機関では誤接種につながらないような最新の注意も必要ですし、高いワクチンですのが無駄にならないような配慮も必要になり…うちのクリニックも悩ましい事態にどのようにしようか…検討を重ねている状況です。
2024年09月15日 14:18