身近な緊急事態の時…救急処置でできることは…AEDの設置場所を事前に知っておくことも…
命ある生き物としての我々人間は、突然の病や事故に見舞われることがあります。身近な人が突然倒れることもあり得ます。
そんな時は気が動転するのは当然ですが、一般の方も心がけておいたほうがいいことがいくつかあります。
よく救急処置のABCと言われるものは…A(airway:気道確保)、B(breathing:人工呼吸)、C(circulation:循環確保)ですが、我々にも簡単にできるものはこの中のAの気道確保です。まずは呼吸をしやすいように首周りをすっきりできるような体位を撮ったり、襟裳もとのボタンをはずしたりすること。嘔吐があるようなら吐物がのどに詰まらないように横向きにしてあげることなどです。他人の場合だと人工呼吸は感染の問題から躊躇しますが、家族の場合は顎を引き上げての人工呼吸もできます。Cの循環確保は心臓マッサージですが…これは技術を習っておかないと難しいかもしれませんね…。
あと、その前に最も大切なことは…すぐに助けを求めること、誰かを呼ぶこと、それから救急車の手配などです。自分一人だけで対応するのは困難ですので、人手を借りることを真っ先にすることですね。また、今は、各地にAED(緊急の除細動器)が設置されたりしていますので、その設置場所も知っておくといいですね。ちなみに、当クリニックにもAEDは設置してありますので…。
2023年10月23日 08:26