「フレイル」という言葉知っていますか…?
高齢者ケアの現場では「フレイル」という言葉がよくつかわれます。知っていますか?
要介護と自立の中間をあらわす状態のことです。つまり健康でもないけど寝たきりでもない、ちょっと援助が必要だけどある程度は自分で身の回りのことはできる…そんな、虚弱老人的な意味合いなんです。
人は年を重ね、老齢の時期に入ってくると、若くて元気なころとは様々な機能が落ちてきますよね。身体機能だけでなく認知機能、心理的な機能、精神面なども…。ちょっとした段差で躓きやすくなる、バランスを崩して転倒しそうになる、ちょっとしたことが思い出せない、以前とは異なってすぐに怒りっぽくなる…等など。
こうした「フレイル」の状況の時に適切に援助が介入して、フレイルから脱却して元の状況に近づけていくことが大切…ということなのですが…でも老化にはなかなか勝てませんし、老化に勝とうと思うのではなく、自ら老化を促進するような生活習慣を打破していく…そんなイメージでいたいものです。ゴロゴロして活動せず自宅に閉じこもる…こんな生活はやめたいものですね。
2023年09月23日 11:48