日ごろの診察室で感じること…医師の目線ー患者さんの目線…
当院は、開設以来、外来診療は全て予約を原則としています。ただ、予約なしで飛び込みで駆けこまれる患者さんも相変わらず少なくありません。予約なしの場合にはお待たせする可能性があることをお告げしてからお受けするようにはしていますが…どうしても初診の患者さんの場合には問診にも時間がかかり、予定が大幅に狂うことがあります。ましてや、結構な重症の訴えの場合などは、検査なども色々行わなければならず…。
そうなると、予約患者さんの待ち時間が長くなり…診察室にいても患者さんたちのイライラ感が何となく伝わってきます。
電子カルテ上に待ち患者さんの名前がたくさん並ぶと…診察する私のほうでも焦りというか申し訳ない気持ちが大きくなってきて…ストレスに感じることもあります。事務や看護師さんたちが待合室に行き、お待たせして申し訳ない旨をお伝えしたり、大体の順番が来るまではどこか外で散策でもしていただき、時間が来たら携帯電話にお電話する…そんなこともお伝えしたりしていますが…この夏みたいに暑すぎると外で外出するのも気が引けてしまうようで…結局長く待合室でお待ちいただくことが少なくないようです。
ただ、予約がきっちりと予約通り進む日も最近は結構あり、そうすると患者さんからは「今日は空いていますね…」なんて声かけされることもあります。イライラしている患者さんの目線を感じつつ、きちんとした医療を提供するべく焦りを隠す私の目線…いろんな目線が交錯しているのですね。
2023年09月20日 14:22