帯状疱疹の患者さんの受診が増えている感じがします…お気を付けください…
ここのところ、帯状疱疹の患者さんが増えている感じがします。帯状疱疹は小児の頃に罹患した水痘(みずぼうそう)のウイルスが体の中の神経細胞内に潜んでいて、それがストレスや加齢などで免疫状態が低下した際などに活性化されて症状を引き起こすといわれています。
多いのは肋間神経や上下肢の神経に沿って、まずは痛みが出て、そのうちに水疱を伴う発疹が出てきます。こうなれば診断は確実になります。体の片側だけに出ます。怖いのは目に症状が現れると失明につながったり、耳に発症すると顔面神経麻痺を起こして、特に女性などは美容上の問題も起こします。症状が現れたら、なるべく速やかに抗ウイルス剤を投与すると比較的早く軽快するといわれています。また最近はTVコマーシャルでも流されているように、帯状疱疹に特化したワクチンも打てるようになっており、当クリニックでも希望者には接種しています。もともとは50歳以上が対象だったのですが、最近18歳以上までに対象年齢が引き下げられました。80歳までには3人に1人が罹患するといわれています。予防接種で96%予防できるといわれていますので、希望者はお申し出ください。
2023年08月17日 07:25