大腸内視鏡検査…あれこれ…
大腸の不調を訴える方が多いように感じます。便通異常だったり、血便だったり、下腹部痛だったり様々な症状ですが…。
大腸の検査と言えば、基本的には今は大腸内視鏡検査になります。ただし、大腸は便が溜まっているところなので、大腸をカラカラに綺麗にしないといい検査になりません。この前処置が結構大変なのです。一般的には2Lの洗腸剤を事前にご自宅で服用してきていただき、2-3時間程度で綺麗な水様便になればOKです。検査そのものは5-15分程度で済むのですが、前処置が大変なので、当クリニックではポリープなどを見つければその場で切除するようにしています。切除方法にも様々あるのですが…今はコールド切除という比較的出血のリスクの少ない方法で行っています。ただし、あまり大きなポリープは取り切れない場合があるので、従来のホットで焼き切除する方法も実施できます。いずれの場合でも、大腸に穴が開いたり出血を避けるために「禁酒」と「重労働を避ける」ことを1週間程度お願いしています。検査は、「痛い」と思っている方も少なくないようですが、当クリニックでは鎮静剤に加え鎮痛剤も使用していますので、比較的に苦痛を緩和した検査が行えるかと思います。大腸の症状がある場合は、怖がらずに、気軽にご相談ください。
2023年04月15日 13:58