胃や大腸の内視鏡検査…苦痛少なく検査を実施するために…
胃や大腸の内視鏡検査…苦しくて二度と受けたくない…等と思っている患者さんも少なからずいらっしゃいます。確かに過去の胃の内視鏡検査機器は径も太く硬くて喉の通過で苦痛を伴うことが少なからずありました。でも、当クリニックが採用している胃の内視鏡検査機器はフジフィルム製の細径のレーザー内視鏡検査機器で、径も5mm程度で、鼻腔からの検査が主体です(口からも可能です)。眠りながら検査を受けたいという方には鎮静剤などを投与することもできますが、多くの患者さんは鎮静剤を打たずに穏やかに検査を終えることができます。検査中も自分の食道や胃の状態を見ながら検査を受けられますし、検査中に会話も可能です。
大腸内視鏡検査も、腸の洗腸さえうまくいっていれば検査そのものは概ね5~10分で終了します。大腸の場合には鎮静剤を使用したほうが苦痛が少ないので当クリニックではほぼ全例に使用しています。最近は便通異常や下血などを訴える患者さんも多く、大腸検査のニーズも高まっています。
私は内視鏡を始めてから心がけている大切なこととして「苦痛なき内視鏡検査」があります。患者さんが苦しい思いをしてしまっては、見つけられる疾患も発見できないで終わってしまいますので…。どうぞ、気軽に内視鏡検査を受けていただければと思います。
写真は当クリニックの胃の内視鏡検査機器を持っているところです。
2022年11月13日 12:44