転倒は…老年症候群の結果であり,事故ではない…足腰の鍛錬と注意が必要です…
高齢者になると転倒をきっかけとして寝たきりになってしまうことがあります。転倒しないように気を付けることはもちろんのこと、足腰の鍛錬により筋力をつけることなどの自己努力も大切です。さらに、屋内の整理整頓など、足が引っ掛からないように配慮することも重要と言われています。でも屋外には様々な段差があります。年齢を重ねると視力も落ちるのでこの段差に気づかないこともあります。
施設の入所中や病院の入院中に転倒した場合あ、それは施設や病院側の転倒防止のための予見義務が悪かったとして訴えられる場面がありますが、昨今、老年医学会では転倒は高齢者の老年症候群の結果としての結末であり、事故ではなく疾患のなせるものとの見解が出てきました。転倒は居室や屋内、階段だけでなくふろ場や庭、道路などどこでも発生するものです。でも、防ぐ努力は、周囲の人やご本人などそれぞれの責任の下で気を付ける必要がありますよね。
2022年09月28日 15:27