コロナ全数把握よりも、医療をしっかりと受けられる体制の構築が重要と思います…
コロナ陽性者の全数把握をするか否かの判断が各都道府県に委ねられ、ご当地神奈川県は全数把握を続けるとのこと。現場で対応しているものとしては、引き続き保健所登録のための診療を終えた後の長い作業が続くと思うと…悲鳴を上げたくなります。
全数把握の利点も理解はできますが…もっと必要なのは、県内の医療体制をしっかりと元に戻すことです。昨日のブログにも書きましたが、肺炎の診断など簡単なものなのに、発熱があるからと言ってレントゲンなどを撮ろうとしない医療機関が多く、ましてや発熱者を診療しない医療機関もあることそのものが問題だと思います。いかに保健所が全数を把握したといっても、重症化したら医療機関が対応するのです。その医療機関側の考え方をコロナ禍前の元の医療水準に戻すこと、これは簡単なことです。元に戻すだけですから。そのためには、現在の法定伝染病の第2類に分類されているCOVID-19感染症を第5類としてインフルエンザと同じ扱いにすればいいものと思います。現在のコロナ感染者の多くは、比較的数日で改善する人が圧倒的に多いですが、その反面、咳や倦怠感、思考過程の低下などの後遺症に悩む人が多く、こうした方々にしっかりと寄り添えるような、そんな医療体制の構築が望ましいと思います。当然、不運にも重症化した方にもしっかりと速やかに対応できる体制の構築です。
2022年08月30日 07:05