腹痛といっても色々あります…
お腹の痛みで困ったことはありませんか? 単純に腹痛といっても多様です。食道や胃・十二指腸の原因なのか、胆のうや膵臓などの原因なのか、大腸などが原因なのか…。はたまた、腎臓や尿管・膀胱、女性なら卵巣や子宮由来のこともあります。それぞれの臓器の位置から、痛みの場所も変わってきます。また痛みが持続するのか、断続的なものなのか…強い痛みなのか弱い鈍痛なのか…随伴症状といって下痢や便秘があるかとか、吐き気を伴うのか…黄疸があるとか…。
診断は簡単ではないのですが、レントゲンやエコー、採血も重要なのですが、最も大切なのは、上記のような症状をしっかりと聞き出すこと(つまり問診)、とお腹を触ったり様子を観察することなど(触診や聴診・視診・打診など)が診断の糸口になります。そのうえで次にどんな検査をするのかを考え、場合によっては内視鏡検査やCTまでが必要かどうかを考えていくのです。
皆さんも、腹痛の場合は、どこが、いつから、どんな時に、どのように痛むのかを考えてみてください。
2022年05月30日 08:10