のどの痛みにご注意を! コロナだけではありません…
GWが過ぎ、やはり発熱外来受診者が微増している感じがあります。ただし、ピークの時と比べてコロナ陽性率は下がっているようです。
今のコロナ患者さんの症状は、発熱や倦怠感だけでなく、のどの痛みを訴える方が大半です。のどの痛みや違和感を感じたら、熱がなくてもコロナ感染の可能性が否定できませんので、発熱外来をご受診ください。
しかし、のどの痛みはコロナだけでなく風邪や扁桃腺腫大をきたす疾患など様々あります。
皆さん、鏡の前で大きな口を開けて「あー」と声を出してみてください。喉の奥の両脇、「のどちんこ」の左右に扁桃腺が見えることがあります。それが腫れていて、尚且つ白い白苔がついていれば、溶連菌感染症の可能性が出てきます。
その場合は、コロナの検査だけでなく溶連菌の検査も簡単にできますし、検査が必要です。溶連菌感染症であれば、適切に治療すれば比較的容易に治療が可能ですし、逆に治療をしないとリウマチ熱や腎炎などの合併症をきたす場合があります。
発熱外来を受診する際、もしも自分でのどの痛みがひどい場合には、ぜひとも自宅でのどの観察をしてみてください、また首の周りが腫れていたりすれば、それはリンパ節炎も起こしている可能性もありますし、これも触ってみればすぐにわかります。自分で診断可能な症状の一つですので、ぜひとも試してみてください。
2022年05月13日 09:44