開院以来6か月の内視鏡検査のあれこれ…
10月に開院して以来3月までの半年間の内視鏡検査をまとめてみました。そんなに多い数ではないのですが、平均すると胃カメラが1日1件(合計148件)、大腸カメラが2日に1件の頻度(合計76件)でした。胃カメラは経鼻と経口の2通りに検査方法があります。また各々で眠って行う(鎮静)場合と鎮静せず行うやり方があります。大腸カメラは原則鎮静をかけての検査としています。様々な疾患が見つかりますが、特に大腸の検査ではポリープの発見率が42%と比較的多かったです。当クリニックでは、大腸ポリープ発見時は原則としてその場で切除もしています(大きさ10mm程度以下の場合)。消化管の腫瘍性疾患の場合、早期発見ですと外科的手術をせずに内視鏡で治療が可能になってきていますので、胃痛や便通異常などの症状がある場合は怖がらずに早めの検査がお薦めです。
なお、内視鏡検査は原則として予約になりますが、激烈な胃痛症状や下血の場合には、緊急内視鏡にも対応するようにしています。その場合には食事をせずに受診ください。ただし、すべての緊急に対応できない場合もありますのでご理解ください。
2022年04月16日 16:16