最近の発熱外来の様子…コロナ感染者が劇的に減っているわけではありません…お気を付けください!
報道では第6波も峠を越したような話もあり、蔓延防止措置も終了になりましたけど…決してコロナ感染が劇的に減ったわけではありません。
確かに第6波のオミクロン株は軽症の感染者が多いのですが、感染力は高く、3月の下旬になった今でも毎日大勢の発熱外来受診者がおり、その過半数が陽性反応が出ます。今は子供たちも春休みですが、これからは入学式や始業式が始まります。感染すると10日間の自宅待機となり、こうした行事にも参加できなくなりますので、くれぐれも感染しないように万全の対策を講じてください。
当クリニックでは抗原検査(鼻咽頭)とPCR(唾液)の2つの方法で検査を行っていますが、陽性診断には抗原検査が望ましいです。海外旅行などでの陰性証明が必要な場合にはPCR検査が望ましいです。ただし、PCR検査は即日には結果が出ませんので…。また、10日間の自宅療養が終えて最後の3日間に発熱などがなければ、抗原検査やPCR検査で陰性を確認する必要はありません。中途半端に検査を行ったりしますと、コロナウイルスの残骸を拾ってしまい陽性(偽陽性)が出てしまうことがあるからです。国も感染から10日間経ち、最後の3日間に発熱がなければ感染力はないものとして定義していますので、くれぐれもご留意ください。
2022年03月26日 15:09