胃ろうボタン交換の第一号を実施しました。
今日は雨模様ですね。夕方の診療が終えて、外を見たら皆さん駅前で傘をさしているのが見えます。一日中クリニックで仕事していると外の様子もわからなくなります。忙しい一日がようやく終わりました。
今日は、ここ数年私が前任地で胃ろうのボタン交換を行ってきた患者さんが、ストレッチャーで受診されて、そのボタン交換を半年ぶりに行いました。手技的には難しいものではないのですが、当クリニックでは第一号です。また交換といっても無茶にやると胃に入らずに腹腔内に漏れたりすると大変なことになるので慎重に実施いたしました。お陰様で5分ほどで無事に新しいボタンに交換でき、患者さんは元の施設に息子さんたちとともに戻っていきました。
胃ろう栄養には様々なご意見があるかと思いますが、たとえ意思疎通ができなくても、胃ろう栄養で長く安楽に生活できる方も沢山います。親の長生きが子供にとっての生きがいって感じもありますよね。植物人間になって永らえたくない…という意見もあろうかと思いますが、様々な場面があり、一概に善悪を決めることは困難ですよね。今日も、無事に終わって息子さんたちもホッとしてお帰りになりました。
2021年12月07日 19:16