大腸内視鏡検査について…
今日、金曜日は休診日です。オープンしてから明日で丸1か月が経過します。最近は診療フローがようやく固まってきて、徐々に待ち時間なども少なくなりつつあります。そして、内視鏡検査も増えてまいりました。
今日は大腸内視鏡検査についての私見を書いてみます。
大腸内視鏡検査を安楽に、そして病変の見逃しなく、的確に遂行するコツがあります。それは何だと思いますか?
内視鏡医の技術はもちろんのことですが、前処置を徹底し、腸管内に便や水分などが残らないようにきれいに洗腸できるかどうかが最大の決め手だと思っています。大腸は単なる筒ではなく、ジャバラの様になっていますので、ひだの影(裏側)は見えにくいです。陰にある小さな病変は見逃す可能性が常にあります。そこに便などが残っていると見逃し率は高くなるのは当然です。折角苦労して前処置のお薬などを飲み、便を洗い流すのに数時間かけて検査に臨む患者さんたちにとっては、完璧な検査が遂行されることが一番ですよね。そのためにも、まずは決められた洗腸のお薬などをしっかりと服用し、さらに水分もしっかりと摂って、腸管内を綺麗にすることを徹底したいと考えています。
当クリニックでは2種類の洗腸の方法を現在はとっていますが、更に個別性に応じて食事などの調整の説明などもしています。皆さん是非ともご協力お願いします。
2021年10月29日 00:00