レントゲン機器の紹介
今日は放射線機器の簡単な説明をしたいと思います。
病院では医師はレントゲンなどのオーダーを出すだけで、実際にレントゲンや
CT検査などを操作する場面はほとんどありません。でも、私は29歳の時に
群馬県六合村(現在は中之条町に吸収合併)にあったへき地診療所に赴任する
ことになり、当然放射線技師はいないため全ての検査を一人で対応してきました。
当時の放射線機器は、暗室でフィルムを装填し、撮影をして、さらに暗室でフィルムを
カセットから出し、現像機に装填してスイッチを押すとレントゲン撮影画像が
完成するという段取りでした。この場合は、撮影方法が悪いと上記の作業をもう一度
やり直さなくてはならないので、手間もかかりました。
でも、今は技術の進歩でコンピューターがほとんどの作業をしてくれますので、
実際にフィルムや現像機などは存在しません。
一般の方々のカメラと同じで、デジタル化されていると思うと分かりやすいですね。
そのうえ、カルテも紙ではなく、電子カルテ化されていますので、画面で画像が
見られるだけでなく、濃淡も変えられたり、微妙な操作もできるようになっています。
技術の進歩はすごいですね。
写真は今回当クリニックで導入するレントゲン画像診断のワークステーションです。
当院の医療機器は全てが電子カルテと連携していますので、保存も簡単なのです。
2021年08月08日 00:00