苦痛なき内視鏡検査とは…

今日は内視鏡検査についてです。
胃カメラや大腸カメラと聞くと苦しくて…考えるだけで嫌です…と
いう方も少なくありません。
でも、今は内視鏡そのものも改良され(細径など)、以前より比較的
楽に受けられるようになっています。そうは言っても、喉を内視鏡が
通る際の苦痛は少なからず感じる方もいます。
そこで、今まで私自身も様々な工夫をしてきました。ヘッドフォンで音楽を
聞きながら行う内視鏡検査も好評だったのですが、やはり鎮静して行う
内視鏡を経験してしまうと、鎮静を希望される方が多くなります。
鎮静薬には呼吸抑制などの副反応がありますので、留意しながら行う
必要はありますが、当院では胃も大腸も患者さんの希望に合わせて
鎮静しての検査を実施いたしますので、ご気軽にご要望ください。
でも、経鼻内視鏡検査は鎮静が不要と一般的には言われており、内視鏡医と
会話をしながら実際に自分の胃の中を見ながら受ける検査もいいものかも
しれませんよ。眠ってしまうと見えない自分の腹の中が見えるのですから…。
胃の内視鏡検査は、当日食事抜きで来院されれば、緊急内視鏡にも対応可能です。
胃痛や嘔気、胸やけなどの症状がある方はご気軽にご相談ください。
一方、大腸内視鏡検査は原則的に便を洗い流す前処置が必要になります。
基本的には予約検査になりますが、必要に応じては浣腸などの簡便な前処置のみ
での緊急内視鏡検査も行えます。下血などの時です。
また、大腸にポリープがある場合、10mm以下の小さなポリープでしたら
その日のうちに切除も可能です。病変の種類にもよりますが、当院では
日帰りポリープ切除も行います。但し、後出血のリスクなどもあり、飲酒や
重労働は2週間ほど避けていただかなければなりませんが…。
2021年07月17日 00:00