プライマリ・ケアって何?
九州の大雨…熱海の土石流被害もあり、自然の恐ろしさが増えていますね。リスク管理には常日頃気を付けたいところです。
今日は「プライマリ・ケア」という言葉を簡単に説明します。
英語では primary care と書き、primary は「最初の」とか「第一の」とかいう意味。
care は「治療」とか「介護」とかいう意味です。
そのまま「ケア」という場合も多くなっています。
つまり、「初期の医療」とか「最初のケア」とか訳すこともできますが、
実はいい日本語訳はないのです。
医学会には「日本プライマリ・ケア連合学会」というのがありますが、そこでも、
これという正解の訳はないのが現実です。そこで、私としては…次のように解釈しています。
「プライマリ・ケアとは、患者さんに発生した医療問題に何でも応じて初期対応し、
適切な診断をし、必要なときは専門家医療に結び付け、そして常に患者さんの身近に
寄り添う医療のプロセス」と考えたいです。
余計分かりにくいですかね…。
簡単に言えば、頭痛や発熱、鼻血、転倒でのケガ、腹痛、めまい、高血圧など様々な
医療問題に対応し、しかも診療科の垣根を越えて対応する医療…と考えてみてください。
梅雨の最中、庭にひまわりが綺麗に咲いていることに気づきました。もうすぐ夏が来ます!
熱中症にはくれぐれもお気を付けください。
2021年07月10日 00:00